日根野勝治郎商店 /KINUBIHADA

 

京の技を未来につなぐもの

天然の絹にはタンパク質「シルクプロテイン」が含まれている。そのため人の肌と似た性質を持っており、保湿効果に優れ、肌を滑らかにする機能がある。そんな絹の効能に目をつけたのが、京友禅の悉皆(しっかい)業を営む日根野勝治郎商店だ。3代目の日根野孝司は、京友禅ブランド「SOO-ソマル–」を同業他社と共に立ち上げるなど、以前から日用品開発に勤しんできた。今回は自社ブランド「京都の染屋がつくった」で新たな商品を開発した。
「KINUBIHADA–きぬびはだ–」は、一見するとハンカチのような1枚の布。しかしこれで手を優しく乾拭きするうちに、肌がしっとりと潤い、次第に滑らかさが増すのを実感できる。「ハンドクリームのベタベタした感触が苦手な男性にもおすすめ」と日根野。実は普段から絹を扱う彼自身の実体験から、このアイデアが生まれたのだと言う。もちろん効能だけでなく、ポップな幾何学模様3種を手染めすることで、京友禅の魅力も同時に伝える。

 

日根野勝治郎商店
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